向田邦子氏

思えば、向田氏の作品は幼少の頃から見ています。
最初は、「寺内貫太郎一家
再放送(多分、再々々くらいかも)を見てました。
大爆笑して、ホロリとして、あったかくて。
ま、これは大人になってからの言葉で表現したけれど、
子供なりに、泣いたり笑ったりしてました。


そして大人になり、何がきっかけだったか忘れましたが、
それまで女性向け小説やら、
流行りモノのハードカバーを読んでいた私が、
向田作品を手にしたんです。
そこからかな、読む本が変わったの。


今の本て、ややこしいし、グロテスクでしょう。
やけにアンダーグラウンドばかり露呈してたり。
確かに、読む時はグイグイ引き込まれるけど、
虚無感が残るというか・・・


確かにドラマが無いとツマラナイし、
「現実は小説より奇なり」
って言葉が、本当に頷けるほどの世の中だから、
仕方なしとは思うんだけど、
アマリにアマリだから、辟易しちゃう。


じゃあ、向田作品にそういった話が無いかといえば、
設定としては、ヤヤコシさはあるんだよね。
でも、何が違うって、そのヤヤコシさを描くのではなく、
人間自身を描いているの。
そしてその人間が、本当に身近に居る人物かと思うくらい、
自然に入ってくる。


それは、向田氏独特の言葉の操り方も影響してるとは思うの。
脚本とか書いてた人だからかな?
台本読んでるみたいなんですよ、この人の作品。
事細かに書いてるんじゃないのに、
描写や人物の言葉・情景の書き方が素晴らしいの。
的確に想像力を刺激するような描き方をするんだよね。
だから、どんどん入り込んじゃう。


そしてもう1つ魅了されてるのは
作品を通して、人の温かみや、女性として学ぶ部分が多い事。
向田作品に出てくるような、凛とした女性。
でも尖ってるだけじゃなくて、可愛い。
それを羨ましく思った20代後半でした(遠いд目)


向田氏の周囲の方々が語る「向田邦子」を知り、
ご本人の写真から見た私の勝手な想像だけれど、
話の中に出てくる女性は、向田氏自身じゃないかなって思う。
とても素敵な女性。本当に憧れます。


そんな私の大好きな方の作品に、
私の大好きな中丸雄一が、2番手で出演します!!
公式HP上に、現場レポートや、
石井ふく子さんや、鴨下信一監督の言葉を読んで、
本当に感動しちゃいました!!
時間があれば、皆さんも公式HP覗いてみて下さい♪
>>http://www.tbs.co.jp/hahanookurimono/
写真はとーっても、残念な事になってますけどね(^^;)
ま、昌子ですからね、色々残念ですけどw←コラ
これもお仕事ですし、今は茶まるですから♪
ブザビ見るとか言わず、見てねー!!見てねー!!!!!